演奏表現学会主催 第6回 演奏研究発表
●概要
日時 | 2018年3月21日(水祝)14:00開演 13:30開場 |
会場 | 日仏会館ホール(恵比寿) |
費用 | 正会員:1,000円/学生会員:無料/一般:2,000円/一般学生:無料 |
お問い合せ・お申込 | 演奏表現学会事務局 Tel / Fax : 080-3514-9810 |
●プログラム ※プログラム順不同
1 ショパン | :24のプレリュード 作品28 より 第15 – 24番 |
2 ショパン | :舟歌 作品60 |
3 ショパン | :ポロネーズ〈 幻想 〉作品61 |
4 リスト | :バラード 第2番 |
◇ シンポジウム ◇ |

1. 根本志保
武蔵野音楽大学を首席で卒業。同大学院修了。在学中、同大学管弦楽団とリストのピアノ協奏曲を各地で共演。これまで、津田ホール、HAKUJUホールにてソロリサイタルを開催。現在、武蔵野音楽大学附属音楽教室、秋草学園短期大学各講師。

2. 鹿戸一範
武蔵野音楽大学を経て、同大学院修了。ピアノを塚田雄二、丸山徹薫、E・トゥーシャ、V・メルジャーノフ、伴奏法をJ・ホラーク、C・スペンサー各氏に師事。秋草学園短期大学専任講師、松蔭大学非常勤講師。全日本ピアノ指導者協会正会員。

3. 楠木由希子
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。国内外や大使館で演奏活動をし、演奏を高く評価されドイツの新聞紙上に掲載される。ザルツブルグやポーランドを代表する室内楽と共演。人と地域と音楽を結ぶ「音楽のいえ+」を監修。

4. 竹内真紀
東京藝術大学卒業、同大学院、英国王立音楽院修了。2006年アンドラ国際ピアノコンクールにてスペイン音楽賞。帰国後はリサイタルの傍ら音楽祭にも出演。2011年より5年間東京藝術大学にて非常勤講師を務め、現在日本女子大学音楽非常勤助手。
演奏表現学会趣意書より
本学会の目標は、ピアノを中心とした演奏表現の共同研究である。
その出発点は、まず演奏、作曲理論、音楽学等の各部門による研究と討論にある。すなわち各部門の視点から問題を提起し、その検討を通じて音楽をより総合的に考察するのである。このような総合的理解にもとづく演奏表現の探究は、我が国音楽界において追求されるべき緊急の課題と考えられる。
演奏表現そのものは個々の問題である。しかし、その根本となる楽曲理解においては、作曲家とその作品の歴史的・民族的背景の認識、調性音楽の基本にある機能和声の理解、旋律やリズムの分析等々、除外しては考えられない問題が多い。
我が国の音楽界は、今日表面的には高度化し、国際化したように見える。また音楽作品の研究、分析、解釈といった専門的追求も、著しい発展を示している。しかし、各部門の研究者が共同で音楽を総合的に研究討論する場は、極めて少ない。こうしたことへの問題意識を共有する者が集い共同して研究することを、この学会は目指すのである。
1998年4月 演奏表現学会発起人一同