– この例会は終了いたしました(2018/6/10)-
2018年度6月例会連絡書
下記のように6月例会を行いますのでお集まりください。
会長 小澤純
記
日時: | 2018年6月2日(土)18時30分 |
場所: | 武蔵小杉サロンホール |
講演: | 高橋健一郎氏「ロシア音楽史におけるアレンスキー世代」【助演 川染雅嗣】 |
会費: | 会員:無料/非会員(一般):3,000円/非会員(学生):1,500円 |
内容要旨
ロシアの作曲家アントン・アレンスキー(1861-1906)は、チャイコフスキー(1840-1893)や「ロシア五人組」らの世代と、ラフマニノフ(1873-1943)やスクリャービン(1872-1915)らの世代のちょうど中間の世代に属している。この世代には、他にセルゲイ・タネーエフ(1856-1915)やアナトーリー・リャードフ(1855-1914)、アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936)ほか、多くの作曲家がいるが、いずれも知名度は低く、音楽史における役割や作品の特徴などについてあまり知られていないのが現状である。しかし、音楽史的に見た場合、チャイコフスキー世代とラフマニノフ世代をつなぐうえで大きな役割を果たしているほか、特にピアノや室内楽の分野での功績が大きいなど、無視できない面が多く存在する。
本講演では、彼らの音楽の再評価に向けて、19世紀以降のロシア音楽史を簡単に紐解きながら、彼らの生涯や作品について概観する。