2020年度9月例会連絡書

– この例会は終了いたしました-

下記のように9月例会を行いますのでお集まりください。
会長 小澤純

日時: 2020年9月20日(日)14時00分より
場所: 松尾ホール(松尾楽器内)日比谷マリンビルB1
発表: 二宮洋「フランス近現代におけるドビュッシーの存在について~ラヴェルとの共通点・相違点を含めて~」
演奏:増澤明希子、土屋有里、長﨑結美、石橋礼子、森知子
会費: 会員:無料/非会員(一般):2,000円/非会員(学生):1,000円  先着順40名限定発表者等含(今後変更可能性有)

内容要旨

ドビュッシーはフランス近代における重要な立場ばかりでなく、音楽史の中で重要な分岐点 に位置する存在であると考えている。
それは、18世紀に確立した機能和声による調性音楽からの離脱の方向付けし、その出発点に立っているからである。その独自なスタイルの基本を、主に前奏曲集第一巻の数曲の中から明らかにしたい。
一方ラヴェルはドビュッシーの後輩とは言え、むしろ調性の中で斬新さを追求したと言える。
したがって調性の基盤は明確にあり、その上で非和声音の多用や付加音によって、独自な音 と 色彩感を追求したその一端に触れたい。
これら演奏表現での基本的な意識について、実践的な演奏自体の中で提言していきたい。
そのために5名の会員有志の演奏と、それへの具体的な指摘によって明確にしていく。