2020年度11月例会(招聘講演)連絡書
– この例会は終了いたしました-
下記のように11月例会を行いますのでお集まりください。
会長 小澤純
記
日時: | 2020年11月28日(土)16時00分より |
場所: | 松尾ホール(松尾楽器内)日比谷マリンビルB1 |
講演: | 浜口奈々氏「ラヴェルのピアノ作品における抒情性と官能性」~表現の基本となるタッチの重要性~ |
会費: | 会員:無料/非会員(一般):3,000円/非会員(学生):1,500円 先着順40名限定発表者等含(今後変更可能性有) |
内容要旨
ラヴェルの表現しようとした世界とはいかなるものか。
直接的な心情を表すことを嫌い、精密な完璧さ、綿密に計算された高い技術の根底には高められ昇華された叙情性、官能性、感情というものが潜んでいる。表現手段としては、音そのもののクオリティーが問われる。タッチの基本となるものを会得し、音楽の様々な機能を満たしあらゆる関係を聴きとることができる音を選び綿密に組み合わせて行く事でのみ生まれる世界は解釈という枠を超え、理論を超えたラヴェルの真の世界が生まれる。
Vlado Perlemuter から受けた指示を含め考察する。
<当日取り上げる曲目>
ラヴェル 「鏡」より(主に)・蛾・悲しい鳥・鐘 「夜のガスパール」より・オンディーヌ
演奏 松岡直子 根本志保