2021年度12月例会連絡書
下記のように9月例会を行いますのでお集まりください。
会長 小澤純
記 本例会は終了致しました。
日時: | 2021年12月5日(日)18:30 |
場所: | 東京芸術劇場 ミーティングルーム5(池袋西口) |
講演: | 桒形亜樹子氏 フランス鍵盤音楽の革命児 フランソワ・クープランの素顔 ―「クラヴサン奏法」を手がかりに― |
会費: | 会員:無料/非会員(一般):3,000円/非会員(学生):1,500円 先着順28名限定(今後変更可能性あり) |
内容要旨
フランスのクープラン一族といえば、バッハ一族と度々比較されるように秀逸な人材を次々と輩出した音楽家系である事は言わずもがなである。
夭折した天才ルイの甥であり、その突出した才能から「大クープラン」と呼ばれたフランソワ(1668~1733)は、この時代の音楽を語る上で最重要な一人である。
4巻のクラヴサン曲集は鍵盤音楽史上に輝く至宝であり、バッハの平均律クラヴィア曲集に匹敵すると言っても過言ではないであろう。
彼はまた教則本として「クラヴサン奏法」を出版し、数々の新しい試みを発表した。
曲に変わった題名を多く付けた事に話題が集中しがちであるが、彼の音楽の本質はずっと奥深い。
「クラヴサン奏法」は装飾や奏法の解説に留まらず、彼の生き方や信念が垣間見え、生身の人間の体温が伝わってくるような1冊となっている。
ピアニストから敬遠されがちなレパートリーではあるが、バッハやヘンデルが普通にモダンピアノで弾かれる現代、フランスバロックへのハードルがもう少し下がって欲しいという強い願いもあり、今回貴学会でお話しさせて頂ける事を心より感謝するものである。
※ご出席に際しては新型コロナウイルス対策のため、マスク着用、一定体温(37.5度)以上の場合は参加ご遠慮頂く等はもとより、事務局よりの示される注意事項をお守り下さい。