2024年度4月例会連絡書
下記のように4月例会を行いますのでお集まりください。
会長 小澤純
記
日時: | 2024年4月29日(月・祝)14:00-16:00 終了致しました。 |
場所: | 東京文化会館(上野)小会議室1 |
発表: | 小澤 純「演奏を構築する要素〜過去の学習を演奏に活かすために〜」 |
会費: | 会員:無料/非会員(一般):2,000円/非会員(学生):1,000円 |
内容要旨
演奏表現学会は1998年に設立され、四半世紀を超えて活動しています。その間に、バロックから近現代までの時代を追った研究、学習を2巡行いました。そして多くの著名な先生方の講演を頂き、また会員も多く研究発表を行いました。それらの記録は、学会年報に残っております。しかしながら今回の企画の発端となったのは、それらの学習が演奏に活かしきれていないのではないかと考える事です。そこでまず私が要素を上げ解説をしますので、その要素について皆さんの意見、経験、希望などを広く話し合い、演奏レヴェルの向上に繫げたいと思います。発言は演奏と同じです。少しでも何かの考えを発せられる様に、予めお考え下さってお互いの意見を聞き合いましょう。
「私の考える演奏要素」
①意識:芸術的イメージ、演奏曲目の俯瞰的イメージ、全曲の把握、解釈
②知識:楽譜=原典版、解釈版、自筆譜
楽器=機能(構造)の変化、調律法、表現法
分析=細部、全体、分析の生かし方
学習=作品、作曲家、時代背景、習慣、地域、国による特色
③技術:合理的練習法、レパートリー、合奏、伴奏、指揮をしてみる、練り込み
これらの分類は思いつくままですので、これにこだわらず皆さんの考えを出してみて下さい。